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新型コロナウイルスに対して司法書士が出来ること


いつもお読みいただきありがとうございます。


世間は、と言うより、もはや世界が、大変なことになっていますね。
未曾有の事態とは、まさにこのことなのでしょう。



"新型コロナウイルス"



さすがに触れないわけにもいきません。
著名人や要人、トップアスリートまでもが感染し、新しい情報では米国での死者が4,000人を超え、日本でも都立学校の休校措置を延長する方向で調整(再開は5月のゴールデンウイーク明けになる見通し。)とのこと。


また、僕自身のことを言えば、知る限りすべての老人介護施設の面会等が禁じられているため、後見業務を行っている方との面会ができず、ご自宅で生活されている方についても極力不要の面会を避けているような感じです。

そして、今後は不動産等の動きが一層鈍ってくるでしょうから、決済業務等にも大きな影響が生じると予想されます。


プライベートな面においては、多くのスポーツ施設が使用禁止になっており、シニアサッカーの公式戦なども軒並み延期、運動不足が甚だしい状況です。



それらもすべて致し方ないことでしょうし、今はまさに"耐える"時期なのでしょう。
ただし、内容によっては"耐えられない""不安で仕方ない"こともあるのではないでしょうか?



僕自身、もちろんウイルスの研究者でも権威でもないため、病気そのものに対しては直接どうこうできるわけではありません。
むしろ、うつらない、うつさない予防で手一杯な感じです。



ただ、司法書士としてならば、全く何もできないわけではありません。



今回は、新型コロナウイルスに関する生活の困りごとに関する日本司法書士会連合会の取り組みをご紹介致します。
尚、日本司法書士連合会とは、司法書士法第62条第1項に基づいて設立された特別民間法人であり、もっと簡単に言うと、僕等司法書士が登録している団体ですね。

その詳細は、次のリンクをご確認いただければと思うのですが、本日(2020年4月1日)より当面の間、電話相談及びMicrosoft TeamsによるWEB面談相談を実施するそうです。



例えばー


  • 臨時休校のため休んだ日の給与は?
  • 収入が減り,家賃・借金(ローン等)が払えない
  • 結婚式や旅行のキャンセル料の支払いはどうなるの?
  • キャンセルが続き,従業員への給与支払いが滞りそう
  • 収入が減り公共料金が払えない
  • 感染防止を理由に,会社から無給での休業命令をされた ...etc



このような相談を受け付けてくれます。
"耐えられない""不安で仕方ない"という方は、是非一度利用してみてはいかがでしょうか?


ちなみに、僕は今のところこの活動の担当には選ばれていません。
そして、正直に言うと、労働問題系の仕事が大の苦手です。

反面、借金系の問題は得意にしています。
また、今回の騒動に関係なく、開業以来、ずっと無料相談を実施しております。
ご入用の方は、もちろん直接ご相談いただいても結構です。


特に今回の件で心配しているのは住宅ローンですかね...


一時的に収入が減ったからと言って、ただ単にその支払いを止めるのは避けてください。
だからと言って、他の借金をして住宅ローンを支払うのは本末転倒です。
今のような状況ですと、金融機関も住宅ローンの支払い猶予に応じてくれる可能性が高いです。
実際、そのような特別窓口を設置している金融機関も多くあります。

こういう特殊な状況こそ、焦らず賢明な判断を心掛けていただければと。

それでは今回はこの辺で。

write by 司法書士尾形壮一