平日9:00〜20:00(土日は要予約)

ブログ

債務整理

借金の相談を専門家にするタイミング

apple-buildings-camera-58625 (1).jpg

借金の相談はなかなか他人にはしにくいものです。

おそらくは借金が恥ずかしいという感覚があるからなのでしょう。
でも本当に借金は恥ずかしいものなのでしょうか?

多少語弊があるかもしれませんが、会社の経営者なんて借金まみれが通常です。
付き合いで行う借金すらありますから。

個人の場合だってそれとは規模が異なるだけです。
全く借金の無い人などいったいどれだけいるでしょうか?

住宅ローンは?
カーローンは?
教育ローンは?
奨学金は?
クレジットカードのリボ払いは?
スマホの機種代金の分割払いだって立派な借金ですよ?

借金はなにも借入れ(キャッシング)だけではありません。
皆さんが意識していないだけで、意外と世間は借金に溢れているのです。

・専門家に相談する適切なタイミングは?

では借金相談はどの段階ですればいいのでしょうか?

今回の本題です。
相談料がかからないのであれば、もしくはかかっても少額なのであれば、早めにするに越したことはないでしょう。

借金問題は処置が早ければ早いほど解決への選択肢が増えます。
医療のようなものです。

私自身、もっと早くに相談してくれていれば・・・と思うような案件はこれまで多々ありました(むしとほとんどの案件についてそう思っています。)。

もっと具体的なタイミングは?というとー

一度でも返済のために借入れ(キャッシング)を行ってしまったらイエローカードです。

できればすぐに相談に来て下さい。
もしくは他の専門家のところでかまいませんので相談に行って下さい。

生活費や交際費が一時的に不足して借金を・・・程度ならまだまだ相談の必要性は少ないでしょう。
それよりも時間を有効活用下さい。
その分、一生懸命働いていただくか、もしくは日々の生活の中で節制をしましょう。
大半はそれだけで解決するはずです。

ただし、ちょっとした借金が続いてしまい返済のために借入れ(キャッシング)を行うようになってきてしまったらー

要注意です。

家計が破綻しかかってますよそれは。
もはやちょっとした借金とは呼べません。

借金額も結構なものになってしまっているのではないでしょうか?
仮にまだ大した借金額ではなかったとしても、返済のための借入れを行ってしまっている以上、増大してしまうのは時間の問題です。
原因追及を含め早急な対応が必要な状況と言えます。

住宅ローンについても同様のことが言えます。

住宅ローンの支払いが苦しくなって借金をしてしまうケースは珍しくありません。
住宅ローンは一度の返済金額が大きいため、怪我や病気等、突発的な事態に対応しにくいことが一つの要因でしょう。

とは言え、これも借金のための借金には違いありません。
危険な兆候です。

一度だけなら、もしくは極めて単発的なものであればそう問題視する必要はないかもしれません。
しかし、定期的に住宅ローンの支払いのために借入れを行い、徐々に借金総額が増加しているようならー

ものがものだけに非常に厄介です。

住宅ローンの滞納前であればまだ何とかなるかもしれません。
手遅れになる前に早めの行動を。

他の借金についても言えることですが、特に住宅ローンの滞納は面倒です。
住宅ローンの見直しが困難になってしまったり、何より状況が悪化して3~4度連続して滞納してしまったりすると最悪の場合、競売手続が開始してしまいます。
十分にお気を付け下さい。

・多重債務になってしまう原因

だいたいにおいて借金先が数社もあるようなケースの始まりこれが原因です。

「借金の返済のための借入れ」

多重債務陥ってしまう主要因と言っていいでしょう。
必ずしも借金自体に批判的ではないですが、借金の返済のための借金はどうかと思います。

所詮はただの一時凌ぎです。

何ら抜本的な解決にならないばかりか状況は悪化の一途を辿ってしまうことでしょう。
全力でお勧めしません。

たとえその時点では少額でも、返済のための借金を一度でもしてしまったのであれば、二度目の借入れの前に是非ご相談を。