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「大字」はなんと読む??~その意味等~

いつもお読みいただきありがとうございます。


決して仕事自体をサボっていたわけではないのですが、これまでになくブログの更新頻度が低下してしまっております。
年末はいつもスクランブル体制になってしまうのですが、今年はそれが例年よりも激しい...
まあ、それ自体、有り難い話なのですけれどね。


さて、今回はちょっとした豆知識をご紹介します。
僕自身、それなり理解していたつもりだったのですが、改めて調べてみると結構奥深いものがありました。
とは言え、そんな重要情報でもないかもしれませんがー


気になる人は気になる。


その程度のものではありますが、興味ある方は是非このまま最後までお付き合いください。



<目 次>



1.大字とは?

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ちなみに僕の実家の住所には、かつて、この「大字」が使われていました(市町村合併に伴い現在は使われていませんが)。
そのため、元々馴染みがありましたし、幼少期からちゃんと正しく読めていました。


ちなみに、これ、"おおあざ"と読みます。


おそらく、すんなり読める方が多数だと思いますが、そうでない方もいると思います。
最近は採用している市区町村もだいぶ少なくなってきましたので、ある意味、それも仕方ないでしょう。


ただし、全然使われなくなったわけでは決してありません。
なにぶん、川口市ではまだまだ多く、この「大字」が使われていますからー


安行や、芝、新堀、里、辻、石神等々、多くの地区で目にします。
その他、千葉県の流山市なんかでも多いイメージが...


また、極端な田舎のイメージを持っている方もいるかと思いますが、必ずしもそうとは限りません。
さいたま市や記述のとおり川口市もそうですが、相応の人口を誇る都市でも大字は存在するのです。


では、そんな「大字」ですが、正しい意味をご存じでしょうか?
あまり考えたことがないかもしれませんが、そこにはちゃんとしたものがあるのです。




1-1.大字の由来

なんと、その由来は少なくとも江戸時代にまで遡ることとなります(或いはもっと前)。


とは言え、当時に具体的な"何か"があったわけではありません。
その点からすると、むしろ何も起こってはいません。
あくまで一つの基準になっただけなのです。


尚、実際に"何か"が起こったのは、それからしばらく後、正式には明治時代に入ってからの話しになります。
当時、国策で"市制及び町村制"というものが施行されることになりました。
そして、それがその"何か"に該当することになったのです。


と、この辺りの経緯や趣旨等を細かく説明していくと、必然的にかなり専門的な話になってしまいますし、僕自身、そこまでの知識はありません。
仮にそれが出来たとしても、おそらく退屈な話になってしまうことでしょう...


そのため、詳しい説明は割愛させていただき、ざっくりその結論だけをお伝えすることにさせていただきます。


  • 諸々あって施行された市制及び町村制
  • その結果、「大字」が産まれる
  • 「字」なんかが出来たのも同時期
  • そして、その由来となったのが、江戸時代の村名だった



そうなんです。
ようするに、「大字」は、元々あった江戸時代の村名なのです。
もう少しイメージしやすいよう簡単な事例を挙げてみますね。


例えば、Xという村と、Yという村が合併し、"町"になったとします。
結果、その住所が、『X町大字Y~』になったような感じなのです。
いわゆる、Y村が大字の部分に形を変えたわけですね。


ちなみにその際、そこそこ大きな集落では「大字」を、小さめの集落では「字」を用いたようなイメージでしょうか―
尚、「字」は「大字」と比較して、"小字(こあざ)"と呼ばれることもあります。


江戸時代の村が現在も住所として残っているのは、なんとも感慨深いものがありますよね。
もはや江戸時代の風景等を実際に目にすることは難しくとも、住所としてそれを感じられるのであれば、ある意味それも一興なのではないでしょうか?

是非、一度、意識してみていただければ―




1-2.もう一つの大字?

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実は「大字」には、上記でご案内した"おおあざ"とは別の読み方が存在します。
また、文字が持つ意味についても、住所のそれとは全く別物になるのです。


その名も、"大字(だいじ)"


そのままの読み方です。
とは言え、これを知らなくとも気にする必要は全くありません。
その意味や読み方は確実にマニアックな部類に入りますからー


ただ、だからと言って非日常的なものでは決してありません。
むしろ、日常的にかなり頻繁に目にするものと言えるでしょう。


以下、ご説明しますとー



  • 1,2,3・・・
    これを"算用数字"と言います。
    もしくはアラビア数字と呼んだりもしますね。


  • 一、二、三・・・
    これはご存じのとおり"漢数字"ですね。

  • 壱、弐、参・・・
    そして、ちょっと複雑な漢数字とでも言いましょうか、これが"大字(だいじ)"に該当するのです。




大字が使われている最も身近なものと言えば、やはり一万円札でしょう。
あまり意識して見たことはないかもしれませんが、"一万"ではなく"壱万"になっているはずです。
しばらく目にしていませんが、弐千円札なんかも同様です。

尚、元々、この大字は数字の改竄防止のために用いられてきました。
例えば"一"に縦線を入れて"十"にならないようにする趣旨ですね。
そのため、現在でも縦書きの古い戸籍(改製原戸籍)や領収書などの法的な書類や会計書類などに使われていますし、登記などにも使用する機会はあります。


意味や読み方はマニアックでも、それ自体はメジャーだったりもする不思議な言葉なのです。


ただ、なぜそれが住所の大字と同じ漢字になったのかは...残念ながら謎です。
むしろ、どちらが先に使われるようになったかも分かりません。


判明することがあるかどうかは別として、分かり次第、お知らせ致します。



2.まとめ

さて、今回は「大字」に関するちょっとした豆知識のご紹介でした。
たまにこういう記事のもいいかな?と思った次第ですが、反響あるようでしたらたまに投稿してみようと思っています。
ある意味、僕自身の勉強にもなるので。


次回は・・・


まだ、決めてません。
できれば年内中にもう1投稿したいところですが、たぶん難しいかな?

それでは今回はこの辺で。

write by 司法書士尾形壮一