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よくあるご質問

債務整理

自己破産を検討しています。本当に近所の人にばれたりしませんか?

まずは結論から―


世の中、絶対はありません。
ただし、これだけは言えます。


ご近所等、周囲の方に自己破産を行ったことがばれてしまうのは極めて稀なケースなのです。
そうそうばれてしまうものではありません―

では、どういったケースで自己破産の事実が周囲の人間に漏れてしまっているのでしょうか?


1.どのような原因で周囲に自己破産の事実がばれるのか?

それではまず当事者の整理から―

  • 債務者(お金を借りた本人)
  • 債権者(サラ金、信販会社、銀行等、お金を貸した側)
  • 弁護士または司法書士等の専門家
  • 裁判所関係者


本来、自己破産の事実を知り得る直接的な当事者はこんなもんです。
そう、意外と少ないのです。

では、この内、どこが問題になるというのでしょうか―


1-1.守秘義務で守られています

"守秘義務"というものがあります。


簡単に言うと、業務上知り得た事実を他に漏らしてはならないという法律です。

もちろん重い責任となり、仮にそれを破ろうものならば、即刻、守秘義務違反で処罰されてしまうでしょう―


我々専門家は常にこの守秘義務に縛られています。
また、それは裁判所関係者についても同様です。


だからというわけではありませんが、守秘義務を破ってまで得るメリット(むしろあるのか??)より、失うデメリットの方が圧倒的に大きいわけです。


結果、まずここから(専門家、裁判所関係者)はばれないという結論に至ります。


それでも心配なようならば、信頼できる専門家をお探しください。
対策はそれで充分です。


1-2.債権者の種類に注意

では債権者側から自己破産の事実が外に漏れるようなことはあるでしょうか?


貸金業登録を行っているまっとうな会社であれば、そうした心配はまず必要ありません。


その理由は簡単です。

上記同様、そうするメリットよりデメリットの方がはるかに大きいからです。
下手すると免許が取り消されてしまいますから―


ただし、債権者になり得るのは何も貸金業登録を行っている法人ばかりとは限りません。


例えば友人間でのお金の貸し借り等も自己破産における借金の対象となるわけです。


個人の場合は守秘義務等の分かり易いデメリットがないため、その関係性いかんによっては情報が漏れてしまうということも考えられます。


その点、要注意と言ったところでしょう―


1-3.大半は自分で喋ってしまうことが原因

僕の体感的には、自己破産の事実が周囲にばれる原因になっているほとんどがこれです。


結局、自分で喋ってしまっているわけですね...


ついつい喋りたくなってしまう、特殊な状況を他人と共有したくなってしまう、と言うわけなのでしょう。


意外に思われるかもしれませんが、ほんとに多いです。


また、"他人の不幸は蜜の味"とも言われるように、こうした部類の話は広まり易い傾向にあります。

ご注意ください。


1-4.官報

"官報"というものを知っていますか?


端的に言うと、国の行う広告のようなものです。
自己破産を行うと、官報にその旨が載ります。


手続上のものなので、こればかりは防ぎようがありません。


ここから他者に自己破産の事実が漏れる可能性があるというわけです―


ただし、そんに心配する必要はありません。


例えばこれまでに"官報"を実際に見たことがありますか?

ほとんどの方がその存在すら知らなかったはずです。

また存在は知っていたとしても、どこで手に入るか知っていますか?


僕のような職業ですら、直接目にする機会は限られています。
仮にそれが手に入ったとしても、発行の度にその中身を注視でもしていない限り、対象の記事を見付けることは容易ではありません。

いわゆる、それぐらいの可能性なのです。